通勤通学の際に電子書籍のコミックを読むとなると気になるのがデータ通信料です。
一回の読書でどこまで読むかや、漫画の内容などによってどの程度のデータ量が必要になるかは異なるので一概に言えませんが、動画などと比べると比較的少量で済みます。
ここでは電子書籍のデータ通信量について解説していきます。
電子コミックのデータ量の単位について
まず前提としてデータ通信量の単位について簡単に解説します。
データ通信の量は「B(バイト)」で表記されるのが一般的であり、
1MB=1024KB
となります。
1ヶ月の間にどの程度高速通信が使えるかは契約内容によりますが、統計では大体1ヶ月に3GB前後を利用する人が一番多いという結果が出ています。
大手キャリアでは少量プランとして2GBから3GB、大容量プランとして20GBプランを揃えていますし、格安SIMでは無制限プランなどもあったりします。
毎月の通信量について分からない方は、一度自分の契約を見直しましょう。
注意点としてファイルのサイズも同様に「B」を単位とします。
ここで書くのは基本的に通信量について解説であり、ファイルサイズについての解説ではないことを注意してください。
電子コミックのデータ量は一冊につき50Mbから100Mb程度
それでは漫画を読む際の通信量についてですが、大体一冊につき50Mbから100Mb程度といわれています。
ただしこれは配信サイトによっても異なりますし、ファイルの規格や画質、漫画に絵やカラーページがどの程度あるかによっても異なってくるため一概には言えません。
例えばカラーページが多く、画質も高い作品だとデータ量も大きくなりますし、ダウンロード方式かストリーミング再生方式かによってもまた異なってきます。
ですから一概には言えませんが、一般的な漫画であれば、1GBの容量があれば10冊から20冊程度は読めると思って良いでしょう。
電子コミックの配信サイトによってファイルに違いがある
ちなみに同じ漫画であっても配信サイトが違うと通信量に差が出ます。
これはサイトによって利用されているファイルの規格やアプリケーションなどが異なるためです。
ですから今はあまりありませんが、電子書籍が登場した当初は配信サイトによって画質に大きな差があるということは珍しくありませんでした。
もし電子書籍を利用している中で画質が悪い、機能面で問題があると感じたら、他のサイトを一度利用してみることをおすすめします。
もしデータ通信量が気になるならダウンロードを上手く使おう
電子書籍のコミックは1話や2話読むだけであればそこまで影響はありませんが、1ヶ月に何十冊も読むとなると毎月の通信量を圧迫していきます。
ですから、もしデータ量が気になる方はWi-Fiやダウンロードの機能を利用しましょう。
データ通信は携帯キャリアのモバイル通信を使うことで消費されていくので、公衆Wi-Fiや自宅に設置したインターネット回線を利用する分には消費されません。
それだと通勤や通学の際に読むことができないという方もいると思いますが、そういった場合は端末にダウンロードしましょう。
端末にダウンロードした書籍であれば、ネット通信がなくても読むことができます。
注意点として、ダウンロード機能の有無は配信サイトや配信方式によって異なります。
また、ダウンロードを認めているサイトでも一度にダウンロードできる冊数に上限を定めるなど制限を課している場合があります。
漫画アプリなどはストリーミング再生専用でダウンロードは一切対応していないことも珍しくないので、ダウンロードに関する仕様については利用の前に確認しておきましょう。
過去の記事で、ダウンロードしてオフラインでも見ることができるサービスの比較を行っていますので、そちらを参考にしてみて下さい。
まとめ
電子コミックのデータ通信料は、画質の高さやカラーか白黒かによって全く違いますが、目安としては一冊につき50Mbから100Mb程度と言われており、日本人の平均的な契約プランの3GBだと、だいたい月に10冊から20冊前後が読める冊数と思って良いでしょう。
それ以上読みたい場合は、ダウンロードしてオフラインで見れるサービスを利用するのがおすすめです。
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